あらすじ
幼い頃神隠しに遭い生還したオタク男子・羽場 唯人 (はば ゆいと)は、仲が深まった相手に突然嫌われてしまい思い悩む。地元の神社に相談すると宮司による「お祓い」が始まるが、宮司は不思議な力に襲われ、恐れ慄きお祓いを断念してしまう。曰く、幼い頃に出会った「神」なる存在に唯人は取り憑かれており、神が他人を寄せ付けないのだという。
「一生一人で恋人も友達もできないなんて嫌だ!」と思い、唯人は体作りや人当たりの良いコミュニケーション、ファッションを学んで都内の高校へ進学。入学後も積極性を見せ、人気者として生まれ変わる。今度こそ理想の学生生活を送れると思っていたが、やはり青春的イベントが発生しそうなところでことごとく失敗。恋人どころか親友もできないまま二年生になってしまう。
なぜか、好意的な生徒・教師、あらゆる他者が、一晩経てば怖がって近寄ってこなくなってしまう。見かけが良いだけに「実はヤバい人」なんて噂まで流れてしまっていた。
孤独に打ちひしがれる唯人の元に、突然見知らぬ中学生の少女が訪れる。彼女は唯人が幼い頃、両親の実家の山で遭難して出会った神「巴姫 (ともえひめ)」と名乗る。彼女は唯人に取り憑きずっと行動を観察していた。好意を抱いた人間に悪夢を見せ、自然に嫌われるようにしていたという。
添い遂げようとする神に唯人は反発するも、初めて対等に話せる存在として互いに情を含めていく。