あらすじ
火星の衛星デイモス(ダイモス)の上に作られたデイモス・ステーションは、火星開発のための重要な拠点であり、同時に火星や宇宙を旅行する観光客を受け入れる施設でもある。
テルミは、そのデイモス・ステーションで施設管理を行う技術者をしていた。
無重力に近い独特の環境で暮らすある日、ひとつの事件が起きる。そしてそれはやがてデイモス・ステーションと火星に暗い影を落としていくのだった……。
本作は、拙作『星の灯台守』に出てくる『火星に危機が』という部分について「いつか詳細に描いてみたい」と思っていたものを書き起こしたものです。 いわばセルフ・スピンオフですね。