あらすじ
当殿は、短編怪異のみを保管・展示する収蔵施設である。
基本規則
第一条|一話一封
収蔵される怪異は必ず一話完結でなければならない。
前後編・続編は原則禁止。
原則として、読み終えた時点で物語上の「区切り(封・中断・放置)」が成立していること。完全な解決や安全の保証は必須ではない。
第二条|短編厳守
読了時間は60秒前後を想定。
無駄な説明・背景設定の過剰開示は禁止。
第三条|怪異の定義
幽霊・呪い・都市伝説に限らない。
日常の違和感、記録、会話、メモ、通知、規則文なども怪異と認める。
明確な化け物の登場は必須ではない。
展示規則
第四条|展示番号
各怪異には展示番号を付与する。
例:展示番号 003/展示番号 027
欠番が存在しても理由は説明しない。
第五条|語り部
語りは淡々と、感情を乗せすぎないこと。
解説・考察・オチの説明は禁止。
第六条|視点
一人称・二人称・記録文・規則文など自由。
ただし「安全な第三者視点」は推奨されない。
禁止事項
補足規定|接触過多について
怪異に過度に接触した語り手・記録者は、以降の展示において何らかの異常が発生する可能性がある。
当殿はその因果関係について説明しない。
禁止事項
第七条|過剰説明の禁止
怪異の正体・原因・正解を明かしてはならない。
第八条|安心の禁止
本殿は不測の事態により展示を急遽取りやめる展示品が発生することがある。
収蔵官について
第九条|収蔵官
本殿の収蔵官は喜多殿とする。
喜多殿は怪異を収集・封印・展示する管理者である。
各展示の語り手・記録者・筆者は必ずしも同一ではない。
最終条
第十条|精読禁止
展示怪異の精読は推奨されない。数度読み直す事は可。
ただし、再び開封した場合に起きることについて、当殿は一切関与しない。