あらすじ
女が国を引っ張り、男は飾られる。
転生したのは、そんな貞操観念逆転の世界。
気づけば私は、悪役令嬢リディアとしてナヨナヨ第4王子との婚約破棄イベント真っ最中だった。
「悪魔憑き」呼ばわりされても、腹黒第2王子を味方につけて、どうにか逆襲勝利。
「ナヨナヨ男なんていりません。私が欲しいのは――ロッキー系の頼れる漢です」
守られたい系の彼女が求めているのは、
政治的に便利な王子様ではなく、殴られながら立ち上がる“漢気”。
そんな彼女が路地裏で拾ったのは、借金のカタに殴られていた捨て子の少年クルト。
リンゴの芯を齧るだけの小さい背中には、男には珍しい強い魔力と「聖剣の素質」が眠っていた。
「ナヨ王子を相手にするくらいなら、自分で英雄を育ててやるわ」
現代知識持ちの悪役令嬢と、路地裏育ちのショタ。
ふたりのささやかなサバイバルは、やがて王国の命運にまでつながっていく。
恋と育成と政治と戦争。
悪役令嬢×ショタ育成×腹黒王子。
ズル嫌いの彼女が、「誰に守られ、誰を守りたいのか」を選ぶまでの物語。