あらすじ
二二〇〇年――
巨大都市《塔郷(トウキョウ)》では、違法改造によって人の理を踏み越えた存在――
改造者(リノベーター)による犯罪が後を絶たなかった。
そんな街の片隅に、一軒の奇妙な相談所がある。
その名も《ランタン相談所》。
主は、黒いスーツに身を包んだカボチャ頭の紳士――
Jack・O・Lantern(ジャック)。
彼はこの都市で唯一、国家に認可された“魔改造者”であり、
行き場を失った者たちの依頼を、昼夜を問わず受け続けていた。
ある夜、ジャックは路地裏で倒れていた
獣人の男・ベオルと、違法改造を施された少女・アリスを保護する。
だがそれは、孤児を利用し禁忌の技術《エリーニュス》を研究する
ブリュンヒルデ教会が仕組んだ、
巨大な闇への入口に過ぎなかった。
信仰を装った狂気、
救われることを望みながら壊されていく命、
そして“助ける側”と“裁く側”の境界。
かつて戦場で「死神」と恐れられた男は、
今度こそ引き金ではなく――灯りを手に、街の闇へ踏み出す。
これは、
罪を背負った者たちが、もう一度“居場所”を見つける物語。
たとえ世界がどれほど壊れていても――
ランタンの灯りは、消えずにそこに在り続ける。
※このシリーズは既に完結まで執筆しております。
3日ごとに予約投稿をしておりますので、気長に読んで頂けると嬉しいです。