あらすじ
「君のような地味で華がない女は、僕の隣に相応しくない」
派手好きな妹に婚約者を奪われ、実家である子爵家からも追放されたアメリ。
しかし、彼女は落ち込むどころかガッツポーズをした!
なぜなら彼女には前世・日本人パティシエとしての記憶があり、「いつか自分のお店を持ちたい」という夢があったからだ。
「これからは誰にも遠慮せず、好きにお菓子を焼いて生きていきます!」
王都の片隅にあるボロ家を改装し、念願のパティスリーを開店したアメリ。
彼女が焼く「焦がしバター香るフィナンシェ」や「宝石のようなタルト」は、食べた人をたちまち幸せな笑顔に変えていく。
そんなある日、店に全身黒づくめの怪しい男が現れる。
深くフードを被り、周囲から恐れられるその男は、実はお菓子で餌付けされたくて震えていただけ!?
「……美味い。体中の痛みが消えていくようだ」
空腹(?)で行き倒れかけていた彼にフィナンシェを振る舞うと、なぜか彼の体を蝕んでいた「死の呪い」が浄化されてしまい……?
その正体は、国一番の美貌と魔力を持つ「呪われた第二王子」ルーカスだった!
無自覚な聖女(パティシエール)と、彼女の料理で心も体も癒やされた王子様。
甘い香りに誘われて始まる、美味しい逆転溺愛ストーリー!