あらすじ
主人公、伊藤まさしは一応名門校出身だが、20連勤を更新中の超ブラック企業に勤めている。疲労困憊の中、労働基準法違反も訴えられず、家族のために耐え忍んでいた。
帰宅途中、疲れと眠気で赤信号に気づかず車にはねられる。意識が遠のく中、彼が感じたのは死への恐怖ではなく、「仕事からの解放」と「家族への申し訳なさ」だった。
次に目覚めた場所は、病院ではなく、見渡す限りの青空と草原が広がる不思議な空間。近くにあった一冊の本以外、何も存在しない状況に困惑する。理系人間であるまもはスピリチュアルな世界を信じられず、状況を理解できないまま、ひとまず本のところへ向かおうとするが、体が動かず、仮眠を取ることにする。