あらすじ
「君だけが特別だ」その一言で、正義の味方は殺戮者に変わる。
原因不明の病により、男性の出生率が0.1%まで低下した世界。
凶悪な魔獣が蔓延るこの世界では、魔法少女の力によって守られている。
そして「聖導帝国」において、男性は愛する対象ではなく、「種の保存」のための希少資源として管理されていた。
少年・レイは、国で唯一の【SSSランク遺伝子】を持つ「最高級の種馬」として、聖域の奥深くに幽閉される。
美しく、儚く、無力な少年。
だが、その本性は――幼き日に友を実験で奪われた、国への復讐者。
「僕の子供を産んでほしいのは、世界で一番強い君だけだ」
彼を守る最強の女騎士団長。
彼を管理する冷徹な女宰相。
彼を崇める慈愛の聖女。
彼を買おうとする大富豪の令嬢。
レイは自身の「遺伝子」と「美貌」を武器に、彼女たちの耳元で甘く嘘を囀る。
彼が望むのは、彼女たちが愛と独占欲に狂い、互いに殺し合い、この腐った国を焼き尽くす光景だけ。
「さあ、証明してごらん。誰が一番僕を愛しているのか」