あらすじ
「もう無理。猫の手も借りたい……」
デスマーチの真っ只中、過労で意識を失ったフリーランスエンジニアの私、佐倉美月(32)。
翌朝、目を覚ますと――見知らぬイケメンと美少女が、私の上に乗っかっていた。
「ミヅキー! おはよー!」
「……うるさい。ミヅキ、起きるの遅い」
……重ッ!? 誰!?
私に乗っかっているのは、間違いなく成人男性の質量。お、重すぎる、骨が折れる。
パニックになりかけた私は、ふと気づく。部屋のどこにも、愛猫たちの姿がない。
「……っ、にゃーくん!? らぴたん!?」
私が慌てて名前を呼ぶと、目の前の男が嬉しそうに喉を鳴らし、女が呆れたようにため息をついた。
「なに? ここにいるけど」
「ミヅキー、なでてー!」
「え……まさか、にゃーくんと、らぴたんなの……?」
どうやら過労で倒れた私を心配して(?)、愛猫たちが人間になってしまったらしい。
―――いやそんなことある? これは夢? 社畜すぎてとうとう私壊れた?
これは、バグだらけの人生を送る限界社畜の私が、人間になった愛猫たちに「人生のデバッグ」をされるまでの、たった3日間の物語。
(※イケメン・美少女になっても中身は猫なので、会話は成立しますが常識は通じません!)