あらすじ

うちの結んだ婚約者は、ゴミである。 断言するまでにどれだけの時間を無駄にしただろうか。しかし、言語化できたのは幸いだ。 前世では子供を過ぎていたというのに、この世界に転生してからは、いまだに十歳にも満たない幼女の姿だ。小さい。肉体は幼いが精神は成熟しきっている。大人の頭脳持ちだ。 ゆえに、婚約者がいかに腐りきった男であるか、瞬時に見抜いてしまったのだ。 婚約者、いや、元婚約者となるべき男の名はカッシュ・パラニマラは宰相の嫡男であり、美貌と才能を兼ね備えた絵に描いたような貴公子だと世間ではそう言われている。 しかし、知っている。顔の下に隠された底なしの醜悪さを。よく知っている。 カッシュはとにかく「好き」という言葉を安売りする男で、お茶会で会う侯爵令嬢には「君のような美しい瞳は見たことがない。好きだ」と囁き、舞踏会で手を取った伯爵令嬢には「君と踊る時間は至福だ。好きだ」と甘い言葉を投げかける。 それを聞いた娘たちは、皆、頬を赤く染めてはうっとりするのだ……おぞましい。

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小説を読もう2025/11/29
  • 現在の作品婚約者がゴミですぐに誰かれかまわず好きだ好きだと言っていく奇病だから捨てたい〜証拠を集めて追い詰めると新規事業を立ち上げ子持ちから注文が殺到しました〜