あらすじ
高校二年生の霧島透は、どこにでもいる目立たない普通の男子。
成績も運動も中の上、クラスでも特に印象に残らない存在だ。
そんな彼のクラスにいるのは、誰にでも笑顔で接する人気者――白雪結愛。
クラスの“太陽”のような存在で、いつも周囲を明るくしている彼女。
だが透だけが知っていた。
彼女の笑顔が、ときどきほんの少しだけ無理をしていることを。
人の些細な変化に気づいてしまう「観察力」という特別な才能を隠しながら、
透はただ静かに、彼女を支えているだけの毎日を送っていた。
そんなある日、クラスに転校生――冷静で無口な少女・黒瀬しずくが現れる。
「……あなた、普通じゃない」
透の異変に最初に気づいたのは、白雪ではなく、黒瀬だった。
これは、
明るい少女の“笑顔の裏側”を守り続ける少年と、
彼を見つめる二人の少女の間で揺れる、
静かで甘い三角関係ラブコメ。
最後に選ばれるのは――笑顔の彼女か、それとも静かな彼女か。