あらすじ
本作品は、私の連載作品である【異世界に転生したらものの5分で最強種にエンカウントした俺のその後の話】のスピンオフ作品です。
竜人族の少女ケイラは、誰もが憧れる最強のお姉ちゃんに拾われて育った。血の繋がりはなくとも、姉の強さと優しさに心から尊敬を抱き、姉との比較にグレるどころかおこがましいとすら思っている。
しかし、竜人族特有の圧倒的な身体能力は、時に危険な事故を招く。軍警察の訓練所での模擬戦中、ケイラは力を制御できず、相手の腕を吹き飛ばしてしまう。パニックに陥る彼女を救ったのは、駆けつけたお姉ちゃんだった。
その出来事をきっかけに、ケイラは「制御が困難な力に枷としての剣」を手に取る。木剣、竹刀を通じて初めて「技」と「体術」を感じ、暴力ではなく技術として力を昇華する道を歩み始める。
――お姉ちゃんのように強くなるために。力を振りかざすのではなく、剣技を極めることこそが、自分の進むべき道だと悟ったのだった。