あらすじ

【あらすじ】 一成は、親友だった陽向を「救えなかった夜」から立ち直れずにいた。 後悔、罪悪感、自分への嫌悪――そのすべてに押しつぶされながら、ある日殺害現場の森へとやってきた一成。 気づくと一成は10年前へ戻っていた。 そこで、出会ったのは、秋空の冷たい風が吹く森で1人しゃがみ込む、少年、陽向の姿だった。 再び訪れた時間は、やり直すためのチャンスなのか、それとも試練なのか。 未来を変えられる保証はどこにもない。 それでも一成は、もう一度、陽向を守ることを決める。 「未来は変えられるのか」 「自分自身を許せる日は来るのか」 過去と現在、ふたりの青年が交錯する、喪失と再生の青春ストーリー。 【登場人物紹介】 ■ 立花一成(たちばな いっせい) 本作の主人公。大学生。 昔から怖いと誤解されやすく、普通に話していても、愛想がないと離れていかれる。目つきが鋭く、切れ長の目を隠そうと伸ばした前髪が長い。 初めて出来た友達の陽向の死をきっかけに、深い後悔と自己否定に沈むが、ある出来事を境に10年前にタイムスリップする。 過去に戻った理由を探しながら、“あの夜の自分”と向きあい、犯人を探す。 ■ 山田陽向(やまだ ひなた) 一成の親友。いつも明るく、誰とでも仲良くなれる、ムードメーカー。 いつも一人でいる一成に声をかける。 ある日、一成と喧嘩別れしてしまった夜、何者かによって殺害されてしまう。 一成が過去に戻った意味の中心にいる存在。 ■ 立花 莉子(たちばな りこ) 主人公の母親。 共々京都に住んでいたが夫が一成が三歳の時に事故で亡くなり、大阪のアパートに移り住む。女で一つで、一成を育てることになり、仕事に明け暮れる日々を送る。気分が悪い時は怒りっぽっく、よく一成にも当たっていた。一成との仲は良くない。 ――後悔を抱えたまま立ち止まった少年が、失った未来の先へ踏み出す物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2025/11/28
  • 現在の作品君が知らない救いの話