あらすじ

時間が止まったようなホームだった。 駅舎の木の香りが、胸の奥の古い引き出しをそっと開ける。色あせた料金表にはまだ「おとな110・こども60」と書かれていた。意味を失った数字だけが、当時のまま壁に取り残されている。 ここから私の時間は、止まっていたのだ。 ──カン、カン、カン。 すると突然、踏切が鳴りはじめた。

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小説を読もう2025/11/28
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