あらすじ

「ねえ、昨日の夜、洗面所で誰と話していたの?」 一人暮らしの部屋で、そう聞かれたことはありませんか? あるいは、排水溝に詰まった髪の毛が、あなたの髪の長さよりも、遥かに長いことに気づいたことは? はじめまして、泥眼(でいがん)です。 この作品集は、私が日常の中で拾い集めた「奇妙なズレ」や「見て見ぬふりをしたかった違和感」を、ホルマリン漬けにして並べたものです。 幽霊が出るわけではありません。 モンスターが襲ってくるわけでもありません。 ただ、隣にいる恋人の笑顔が急にプラスチックに見えたり、毎日使っているスマホが冷たい監視装置に思えたりする。そんな、皮膚の下を何かが這いずり回るような、生理的な恐怖を集めました。 【収録予定のエピソード】 第一話『排水溝の髪』 同棲中の彼氏のマンション。浴室の排水溝に、毎日「知らない女の長い髪」が絡みついている。捨てても捨てても戻ってくるその髪は、ある日、洗面台から逆流し始め――。 第二話『通知の来ないスマホ』 フリマアプリで買った中古のスマートフォン。初期化したはずの画面に、深夜二時、通知バーの隙間から「視線」を感じるようになる。 他、全五話を予定。

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エブリスタ
エブリスタ2025/11/28
  • 現在の作品皮膚の下を這うもの