あらすじ

『貴様の技には華がない』――。魔王軍四天王『模倣』のゼクスは、その堅実すぎる能力ゆえに無能の烙印を押され、厄介払いの潜入任務へ。しかし行き着いた先の魔法学園でも、彼は『教科書通りの魔法しか使えない冴えない中年教師』として貴族生徒たちから蔑まれ、誰もが嫌がるスライム飼育係を押し付けられていた。 だが、学園を襲う未知の脅威を前に、ゼクスはプライドをかなぐり捨てる。あろうことか、最弱の雑魚『スライム』そのものを模倣したのだ。羞恥心を捨て、人の形(骨格)すらも捨て去ったその瞬間、彼のスキルは『生態模倣』へと異形の覚醒を遂げる。 本人は『地面を這いずり回って恥ずかしい』と赤面しているだけなのに、物理法則を無視したその奇っ怪な動きは生徒たちの目に『常識外の幻影歩法』として映り、ただの粘液が『絶対防御の魔力衣』と絶賛され、気づけば学園の英雄に!? さらに副作用でスライムたちの王として君臨することになり……。 やがて処刑に現れたかつての同僚・四天王『煉獄』さえも、その極大魔法をゲップ一つで無効化され、戦慄し逃げ帰っていく。「こ、こいつは人間じゃない……深淵の化け物だ!」。これは、ただお腹がいっぱいなだけの元中間管理職が、周囲の猛烈な勘違いによって最強の守護神へと祭り上げられていく、爽快無自覚成り上がり譚。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2025/11/27
  • 現在の作品魔王軍で『芸がない』とリストラ候補にされ、潜入先の学園でもスライム飼育係を押し付けられた俺が、ヤケクソでスライムを『模倣』したら、生徒たちに『神速の幻影使い』と勘違いされ最強の守護者になった件