あらすじ
――なんだこのクズスキルは?
平凡な高校生、瀬名伊織(せないおり)は、異世界から召喚された英雄の中でも、とびきり最底辺の無能であった。
才能もなく、物覚えが悪く、チートスキルを授かったクラスメイト達が無双する中、鉄くずを産み出すことしか出来ない。
そんな伊織は、魔王討伐隊の雑用係として馬鹿にされる日々を送る。
そして、いざ迎えた魔王との決戦の日、伊織は全てを失う。
伊織の目に映るのは、魔王によってクラスメイト、大切な親友、そして片想いしていた幼馴染が惨殺される光景であった。
だが、最弱の英雄・伊織に、復讐できるほどの力などない。
そんな伊織に手を差し伸べたのは、ノアと名乗る少女であった。
ノアの導きによって、数千万年に及ぶ修行に身を投じる伊織。
その中で、立ちはだかる才能の壁を乗り越え、ついに伊織は人間をやめるのであった。
そして、歴史上初の魔王討伐者となった伊織は数年後、騎士学校のあるクラスに赴任する。
そこはなんらかの理由で、通常のカリキュラムから爪弾きにされた、日陰者達の吹きだまりであった。
誰もが伊織と教え子達を馬鹿にする中、伊織は徐々にその力を示していく……