あらすじ

「また嫌われちゃった。」 彼氏の未読、家族からの着信、どこにも居場所がないような息苦しさ。 連休の朝、鈴音は窓を開け放ち、吹き込んだ風に導かれるように、ある寺の写真に目をとめる。 ‹晴空寺›——見知らぬはずなのに、なぜか懐かしい名前。 ふらりと訪れた山里で、鈴音は一人の青年と出会う。 鈴を身につけた、どこか今にも消えてしまいそうな瞳をした男性、天晴。 ふたりが言葉を交わすたび、 記憶の底で眠っていた「誰か」の気配が、静かに目を覚ましていく。 遠い戦時下で途切れた想いが、 現代を生きるふたりを通して、もう一度形を変えて鳴り響く。 あの空の続きは、いまここにある—— 『晴れの日 鈴なり』、始まりの物語。

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カクヨム
カクヨム2025/11/27
  • 現在の作品晴れの日 鈴なり