あらすじ
就職活動中の普通の女子大生・水野奈月。
ある日、祖父の遺言によって「財閥御曹司の許嫁」と宣告される。
証となったのは、なんとキッチンの電気紐に結ばれていた古びたアメジストリング。
その瞬間、十五億三千万円の借金が消え、家族は歓喜に沸く。
だが奈月にとっては、人生を奪われる宣告に他ならなかった。
氷の彫刻のように笑わない御曹司・神谷瑛斗。
そして、かつて奈月に恋をしていた従兄弟・黒瀬蓮。
財閥の跡取りをめぐる権力争いと、二人の男の視線に挟まれ、奈月は「歩く十五億の花嫁」として、否応なく渦中に巻き込まれていく。
やがて奈月の孤独を知った瑛斗は、彼女の高校時代の友人三人を同じ会社に迎え入れる。
心は十代のままのきゃぴきゃぴ系、暴走を止めるストッパー系、真面目に仕事へ打ち込む努力家。三人三様の個性がオフィスをかき乱し、奈月と共に主任へと昇進していく。
氷の御曹司が初めて笑う瞬間を、誰もが待ち望んでいた。
電気紐のリングが繋いだ婚約は、愛か、権力か、それとも罠か。
オフィスラブ×コメディ