あらすじ
ブラック企業で働く佐藤健二(35)は、怪しげな骨董屋のランプにヤケクソで「100億円」を願う。 すると翌日、魔人も魔法の光もなく、居間の床が抜け落ちそうなほどの「1トンの札束」が物理的に出現した。
「これで一生遊んで暮らせる!」
会社を辞め、銀行を通さないタンス預金生活を始めた健二。 しかし、現代日本の徴税システムは甘くなかった。 外商、高級時計、家電量販店……高額消費の裏で密かに集められる「資料せん」の包囲網が、無職の彼を追い詰めていく。
やがて踏み込んできた税務調査官が、100億円の山脈を前に告げた衝撃の事実とは――? 現代社会のリアルな罠が待ち受ける、皮肉たっぷりの転落コメディ。