あらすじ
役割――我々、人類には、理(ことわり)を超えた役割を持つ者が極僅か存在する。
その真の役割を知る者はいないが、ただ一人、自らの役割を知る者がいた。
彼女の役割、それは【黒幕】。
公爵家に生まれ、類まれな美貌と才覚を持つ才女、アナスタシア。
しかし、その魂には、天使の手違いで死んだエース営業マンが宿っていた。
幼き令嬢の器に溶け込んだ「おっさん」。
彼女は、それを武器に盤面を動かし始める。
戦を忘れた安穏な世間を蝕む黒い影を相手に。
敵は、私腹を肥やす貴族たちか、はたまた。
「黒幕」として、私はこの世界を円滑に回してみせる。
夕闇に潜む悪意を前に、瞳を輝かせて嗤う幼き少女の行く末は――。