あらすじ
{あらすじ}
学生の坂下未来さんは、友達と、その「友達の友達」と三人で遊んだ帰り道、
なんとなく物足りなさとモヤモヤを抱えたまま駅のホームにいました。
先にホームに電車が入ってきたのは、その「友達の友達」のほう。
友達はいないけれど、せっかくなので未来さんは、
帰ってしまう前の彼に、ちょっとだけ話しかけてみることにしたそうです。
{作品説明}
二人で話をするとき、嘘をつくつもりがなくても、頭と口の足並みがそろわないことがあります。
駅のトイレや自販機みたいに、「帰りにちょっとだけ必要になる場所」があったら、あのとき助かったのにな、と思うこともあります。
親しさの足りない人が、いきなり話しかけてきて、もし彼の口ぶりがしどろもどろだったとしても、その本人だって、自分が口下手なのを自覚してて、怖がりながら喋っているかもしれません。
それでもどうしても、「なんとなく今のうちに話しておきたいこと」ってあるんだと思います。