あらすじ
あらすじ
17歳の女子高生・藤本結衣は、ある晩、何者かにナイフでめった刺しにされ、命を落とす。 目を覚ました彼女が見たのは、血に染まった自分の死体と、警察がそれを片付ける冷たい現場だった。
「え……これって、私……死んだの?」
誰に声をかけても届かない。誰にも触れられない。 結衣は、自分が地縛霊になってしまったことに気づく。
孤独と混乱の中、彼女の存在に気づいたのは―― 通りがかった「ちょっと見えてしまいがち」な大学生・片桐直哉、20歳。
「誰かいるのか?」
直哉のその一言が、結衣の世界を変えた。
「私に気づいてくれた!うれしいいいいいいい!」
幽霊と人間。 触れられないはずの距離に、生まれた“疎通”。
直哉だけには、結衣の姿が少しだけゆらゆらと陽炎のように見える。
だが、結衣の死には未解決の謎が残されていた。 犯人は誰なのか? なぜ彼女は殺されたのか? そして――なぜ、成仏できないのか?
直哉と結衣は、幽霊と人間という奇妙なバディとなり、 恋と真相解明の物語を歩み始める。
「ねえ直哉、私が成仏しちゃったら……どうする?」
「……その前に、犯人ぶっ飛ばすぞ」
幽霊ヒロイン×鈍感大学生×未解決殺人事件。 切なくて、笑えて、ちょっと怖くて、めちゃくちゃ愛しい。 これは、死んでも終われない青春の物語。