あらすじ

草と暁っ子 👣   平成三十年三月   シゲキ           (あらすじ)  私がとてつもなく愛した5歳の暁っ子が通院していた病院で帰らぬ子になった。私は大学病院に解剖を依頼した。しかしいつまで経っても、解剖の結果が届かない、私たちは大学病院にのり込んだ。「解剖結果は8か月前にそちらの病院に届けています。死因は大部分が医療ミスの結果が出ています。」私は二人の弁護士に依頼して病院に隠ぺいされた解剖カルテを押収させた。弁護士は裁判所を通して、解剖カルテの鑑定を公の医局に申し込んだ。ところが当初、解剖をした大学病院がそれを断った。私は訴訟を始めたことで勤めていた会社を辞めざるおう得なくなったので、この際、所有する山林事業に着手した。森は小さい頃から見聞きはしていたが、かなりハードな自然相手の仕事だ、弁当を盗むカラスとの知恵比べ、自然人になって行く。家の周りは暁っ子との思い出が詰っている。屋敷内の毎年咲く草花、生乾きのコンクリートの上を飛び跳ねた暁っ子のサンダル跡の窪み、・・・毎年一回、弁護士から連絡が来る、各大学病院が鑑定を断ってきたことの連絡だ。しかし7年目に最後の医局が鑑定を引き受けた。薩摩隼人だ、(鹿児島大学医学部)、そこでは7項目の医療ミスが証明された。裁判が進み和解の賠償金が支払われた。その後、娘がいなくなってから30年が経過した。私は還暦を超えて分別も出来てきたが、益々娘への思い出が深まって来る。和解金は受け取ったが、同時に8か月も医療ミスを隠ぺいしていた病院、鑑定を断った各大学病院は社会的に許される事であるのか?の思いが強まって来る。ショパン英雄ポロネーズの調べに乗って飛び跳ねる暁っ子が私に何を伝えようとしているのか?・・・ 字数・約三万一千文字  九百字詰め用紙・三十四枚

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カクヨム
カクヨム2025/11/27
  • 現在の作品ノンフィクション 草と暁っ子