あらすじ
リグリア国の辺境の村で育った12歳のキャロル。
同じ村に住む同い年の少年、セロに淡い恋心を抱く気弱な少女。
彼女は技量や魔力の乏しさで村人から馬鹿にされていた父リュートを救うために、偶然助けた女性魔道師アリス・ソレアからもらった赤いペンダントを渡した。
だがその力は使用した者の心を歪ませ、憎悪に満ちた殺人鬼に変える物だった。
父はペンダントの魔力に支配され、村を焼き尽くしセロの母親を連れ去ると言う惨劇を招く。
罪を背負ったキャロルはアリスの計らいで王都にで剣術道場を営む「ラーセン夫妻」の元で育つ。
名前も「キャロル・ラーセン」と変え、夫妻の元で歪んだ心の傷を抱えたまま、育っていく。
それから時が流れ、20歳になったキャロルは王都で魔法の修行を積み、父を討つことを誓う──しかし、
入学先で再会したのは、復讐を胸に秘めた初恋の相手・セロだった。
自分の正体……父を怪物に変えて、村を滅ぼすトリガーとなった自分。
両親の敵の娘である自分。
それが知られたら、最愛の人に憎まれる。
そんなの嫌だ。
その恐怖からキャロルは自分の事を王都で生まれ育ち、ラーセン夫妻の元で生まれ育った、と嘘をつく。
それからはキャロルはセロに対し、恋愛感情と自分の正体がばれるかもしれない恐怖。
そして、激しい罪悪感に苛まれながらも、父を殺すためにセロと共に修行に励む。
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