あらすじ
2021年5月、首都圏のガソリンスタンドに異様な光景が広がった。看板には「本日分、売り切れ」の文字。ドライバーたちが殺気立った表情で店員に詰め寄る。原因は、国内最大手のエネルギー企業「東都パイプライン」が、システム障害により操業を停止したことだった。
インフラエンジニア・川村明日香は、制御システムが完全に停止し、バルブが開かない状態に絶望する。三宮涼は、明日香の依頼を受け、事件の真相を追う。攻撃者は、DarkSideランサムウェアを使い、ITシステムを暗号化。ITとOT(制御システム)が分離されていなかったため、パイプラインの制御も停止してしまった。都市の大動脈が、完全に止まったのだ。
実話に基づく、Colonial Pipeline事件が引き起こした、重要インフラを標的としたサイバー攻撃の衝撃。