あらすじ
世界は“記憶”で綴られる。
祈りも、憎しみも、罪も、奇跡も――すべての記憶は“残響”となり、
人は《正典》か《外典》として選別される。
外典と判定され、世界の片隅で生きる青年・カズヤ。
彼はある朝、傷だらけで倒れていた少女・アマネを救う。
彼女はありえないはずの“残響の消失”を経験し、追われていた。
やがて二人は、世界の根幹を揺さぶる異変と、残響消失の真相へと巻き込まれていく。
正典と外典に分けられた世界は、どちらに救われるべきなのか。
綴られなかった物語は、本当に語る価値がないのか。
外典の青年と残響を失った少女が、世界の“記録”に抗うファンタジー。