あらすじ
“光はいつも、君の中にあった。
いや、君こそが僕の光だった。”
子どもの頃、兄妹のように過ごした沙羅と晶暉(ジンフイ)。あの頃の笑顔も、温もりも、すべてが心の支えだった。
けれど、ひとつの出来事をきっかけに、二人は引き裂かれてしまう。
十六年後。
沙羅は老舗百貨店の販促担当として忙しい日々を過ごし、仕事に追われながらも、どこか満たされない想いを抱えていた。
そんな彼女の前に、中国の大財閥から新たな室長が赴任する。
洗練された佇まい、穏やかな声、そして胸の奥を震わせる懐かしさ。
その男――魏晶暉(ウェイ・ジンフイ)は、かつて“お兄ちゃん”と呼んだ人だった。
「久しぶりだね、沙羅」
記憶の底に封じ込めていた淡い想いが、静かに息を吹き返す。
光を失った心に、再び温もりが灯る。
――これは、時を越えて紡がれる“初恋の続き”。