あらすじ
メリッサ・アルストールは聖魔法の適合率百パーセントを誇る、ルシエラ王国唯一の聖女だ。
公爵令嬢という高い地位に、他国の王子や子息達をも魅了する美しい容姿。そして国のため惜しみなく聖魔法を振るう気高き姿はまさに伝説の『聖女』そのもの。
人々はメリッサの偉業を称える際、決まって同じ言葉を口にする。
「100パーセントの聖魔法を身に宿す神聖な御方は、きっと心までが誰よりも美しいのでしょう」―――と。
しかしそんなメリッサに目を付けられたサイラスは心から思う。
「はっ、何が聖女だ。頭のイカれたやばい女の間違いだろう」