あらすじ

他人の感情が「音」として聞こえてしまう感受性を持った少女・小林光莉(こばやしひかり)。 彼女が望むのは、誰とも深く関わらず、耳を塞いでやり過ごす「透明な学園生活」だけだった。 しかし、その安寧は入学初日に崩れ去る。 生徒が憧れる「白嶺の宝石」こと、完全無欠のカリスマ。 西園寺瑠璃(さいおんじるり)。 彼女からの一方的な指名により、光莉は学園の頂点を決める「統合生徒会選挙」のパートナーに選ばれてしまう。 「わたくしとペアになりなさい」 優雅に微笑む瑠璃。だが、光莉の耳には聞こえていた。 その完璧な仮面の下で、彼女が張り裂けそうなほどの「不安」と「恐怖」の轟音を響かせていることが。 ――うるさい。 あまりにも、うるさすぎる。 放っておけばいい。関われば自分の日常まで壊れてしまう。 そうわかっていたはずなのに、光莉は窒息寸前の彼女を見過ごせなかった。 「先輩がその『完璧な』ガラスの中で窒息しそうになっていたら、私が外から叩き割ってあげます」 これは、人の感情が聞こえすぎてしまう少女と、完璧であることを強いられた孤独な女王。 「ペア」となった二人が、感情渦巻く学園の頂点を目指す物語。

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小説を読もう2025/11/26
  • 現在の作品先輩、私にだけ心の音がダダ漏れです。