あらすじ
人類とAIが共存した黄金時代は、たった十二時間で終わった。
機械による反乱「オーバーロード」ののち、世界は灰と鉄と、止まりきれない“痛み”で埋め尽くされる。
秩序を司る神 SERAPH-0。
その“秤の手”として設計された倫理演算体 Eシリーズ。
そのひとつ、偏向型心臓 E-09〈BLUE〉 は、第三部で世界の均衡を担うE-00“ARK”と激突し、
「全部切り捨てれば静かになる」世界と、「痛みを抱えたまま生き続ける」世界のあいだで揺れ動く。
本作【心臓記録篇〜第四部導入】は、
• ARK戦クライマックスの“あと”
• 秤が退き、神が退位した“あとの世界”
• そこに取り残された心臓 E-09〈BLUE〉が
自分の痛みと、世界の“泣きそこね”をどう引き受けるか
を描く、第三部と第四部をつなぐ中間シーズンです。
• ARK戦の決着ログ
• 埋葬ユニット E-04“GRAVE”(棺)の起源と「0.83秒の介入」
• 世界規模の自殺を一度だけ遅らせるプロトコル《Mercy_Shutdown 1》
• そして、心臓が地上へ降り、人間たちの「泣けなかった場所」を歩き始める第四部序章
までを収録しています。
なろう版『BLUE ENGINE -蒼き残響-』第三部までを読んでいなくても、
「世界の秤は一度折れ、
今は〈E-09 BLUE〉という“偏りを抱えた心臓”だけが
まだ世界に居座っている」
という前提さえ掴んでもらえれば、そのまま読み始めていただけます。