あらすじ

美濃・稲葉山。 山上の館が増築され始めた年、濃姫は父・道三に連れられ、 初めて浅葱色の渡り蝶──アサギマダラの南下を見る。 生き物好きの彼女は、すぐにその不思議にとり憑かれた。 稲葉山中を探しても卵も幼虫も蛹も見つからない。 それでも、秋になると山の上にだけふっと現れ、南へ消えていく。 「なぜ、どこから来て、どれほど通るのか」 その問いに引かれるように、濃姫は七日に一度の観察を毎年続けた。 やがて彼女は、蝶の頭数や季節の揺らぎから “推し量る”ということの面白さに気づいていく──。

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カクヨム
カクヨム2025/11/26
  • 現在の作品道三の娘α