あらすじ
幸福になるために始めたことが、いつの間にか自分を追い詰めていた――
そんな経験は誰にでもあるのかもしれない。
正しい生き方、努力の仕方、成長のルール。
僕はそれらを信じ、守り、従うことで未来が開けると思っていた。
確かに、はじめは前へ進んでいるように見えたし、
周りから「頑張っているね」と言われるたびに安心していた。
だが、気がついたときには、
その“正しさの枠組み”こそが、僕の世界を狭くしていた。
仕事も、人間関係も、休日さえも、
すべてがその枠に沿って形作られ、
いつしか息が詰まるほど固くなっていた。
おかしいとは思った。
けれど、もっと頑張れば解決する、と信じていた。
そうして、抜け道のない檻を自分で作り、
自分で鍵をかけてしまったことにも気づかずに。
この物語は、そんな僕が “当たり前” と信じていた枠から外に出て、
心地よさを中心に生き直したとき、
どんなふうに世界が変わっていったかの記録だ。
無理の世界を降りたら、
世界は驚くほど軽くなった