あらすじ
能力(アビリティ)が全てを支配する世界。能力を持たない「無能(ロウ)」として蔑まれる主人公リュウセイは、幼馴染ミリアの死をきっかけに復讐を誓う。彼の武器は、古代の知識が記された禁書『エレメントリア物理学概論』。能力は絶対ではなく、物理法則の「欠陥」を突くことで無効化できると知ったリュウセイは、ロウ・エンドのジャンク技術で武装する。
初めての地上での戦いでは、能力者の防御を正確な計算とマッハ1.5の鉄くずで打ち破り、その絶対性を崩壊させる。この勝利は地下の住民に希望をもたらすが、同時に能力統制本部(ACC)の最高幹部である時間操作の能力者レヴィアスに「世界の秩序を脅かす異端者」としてマークされる。リュウセイは、次の強敵である炎の能力(パイロキネシス)の欠陥を解析し、ロウの技術者たちと協力して、組織的な追跡に立ち向かう。これは、知識と論理で世界を穿つ、無能な男の闘争の物語である。