あらすじ
政府系「SNS監視室」で働く男は、ツイッター中毒のまま突然死を迎える。
しかし“あの世”で目を覚ますと、自分のアカウントが、親族の手で〈追悼〉と称して勝手に動き出していた——下書きの黒歴史まで「遺稿」として投げ売られながら。
「死んだ人間の口を借りてしゃべるのは、二度殺すのと同じだ」。
そう悟った男は、生前ひそかに仕込んでいた死後アカウント管理プログラム《TWITTER DIES TWICE》を起動し、自分のタイムラインを自ら“処刑”しようとする。
肉体は一度、アカウントは二度死ぬデジタル時代に、死者の声を誰が所有するのか。
007風スパイテイストで描く、「死んだあともSNSに残り続ける」ことへの痛烈なアンチテーゼ。