あらすじ
幼くして王座を継いだ女王セフィリア。白銀の髪と瑠璃の瞳を持ち、民を守るために戦い続けていた。
戦火の跡に残る孤児たちに手を差し伸べる優しさと、王として負う冷徹さ――二つの顔を併せ持つ彼女の前に、黒衣の男リヴェルが現れる。彼は静かに告げる。「君を見に来た」と。彼の不可解な力と動機は、やがて王国の脆さを露わにしていく。
さらに野心の化身ロゼルトが動き出し、守るべき人々が次々に危険に晒される中、セフィリアは王として、そして一人の人として何を選ぶのか。魔術、政治、友情、裏切り――すべてが交錯する群像劇。読了後、胸に残る“静かな余韻”をあなたに。