あらすじ
数百年にわたり吟遊詩人たちに語り継がれてきた大叙事詩『アルガス英雄譚』。
しかし、ある時から内容が“変わり始めた”。
英雄アルガスが戦ったはずの魔獣が存在しなくなり、
仲間が死んだはずの場所が消え、
ついには**「アルガスは臆病者だった」**という嘘まで書き加えられた。
その瞬間——“叙事詩の中”で眠っていたアルガスは目を覚ます。
物語を改変する「何者か」が、
英雄譚そのものを別の姿に作り替えようとしている。
これは、
英雄が自らが登場する叙事詩を手に取り、
消された真実を取り戻すため、
物語そのものを旅する物語である。