あらすじ

2011年3月、セキュリティ業界の巨人「SecureGuard」の本社サーバールーム。世界中の企業や政府機関が信頼を寄せる「最強の盾」――二要素認証トークン「SecurID」の心臓部が、たった1通のメールによって陥落しようとしていた。 28歳のセキュリティコンサルタント・三宮涼は、大学時代の同級生・恵美から連絡を受ける。恵美はSecureGuardの日本支社でシステムエンジニアとして働いている。本社の認証サーバーとの同期ログに異常を発見したのだ。 涼は攻撃の手口を解析する。Excelに埋め込まれたAdobe Flash Playerのゼロデイ脆弱性(CVE-2011-0609)。ヒープスプレー、JITコンパイラのバグ、そしてPoison IvyというRAT。侵入の目的は、認証トークンの「シード値」の窃取だった。 最強の盾が砕かれた。シード値が漏れれば、世界中のユーザーが持つ物理トークンは、ただのプラスチックの塊と化す。涼は恵美と共に、国家レベルのサイバー戦争に立ち向かう。実話に基づく、認証システム崩壊の物語。

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カクヨム
カクヨム2025/11/25
  • 現在の作品最強の盾が砕かれた日 - 認証の秘密が盗まれた瞬間