あらすじ
前世で色盲と弱視を患い、灰色の世界で生きてきた少年は、事故死をきっかけに異世界へと転生する。
転生の際、彼が神に願ったのはチート能力でも地位でもなく――ただ「よく見える眼」だった。
念願叶って手に入れたのは、視界に入る万物の時を止め、魔力や因果律さえも見通す最強の魔眼『観測者』の力。
しかし、彼に世界を救うつもりなんてない。
「せっかく目が見えるようになったんだ。俺は、この世界の絶景が見たいだけだ」
これは、美しすぎる世界を旅する元盲目の少年が、行く先々で「観光」をしているうちに、無自覚に世直しをしてしまい、世界中の英雄や魔王から崇められていく物語。
最強の「眼」を持つ少年と、盲目の「最強の魔女」の師弟関係から始まる、鮮烈な英雄譚。