あらすじ

「あの夏が来るまで、僕は愚かで、臆病で、傲慢だった。  だから僕は、大切な友人を失ったんだーー」 幼い頃から、ソレが見える寮制の高校生、八重野瑞透(やえのみずき)16歳。 20歳まで生きられぬと言われながら、瑞透はずっとソレと対峙してきた。 ソレーー凝った闇の塊のようなナニカ。 瑞透の生活の隙間にいつのまにか忍び込み、瑞透の命を脅かしてきたナニカ。 ソレから逃れたくて、瑞透は休みになるたび実家にある北関東の田舎に帰る。 唯一、田舎にある本家の土蔵だけが瑞透の安息の地だからだ。 そして、そこには瑞透を守ってくれる"人ならざるもの"もいる。 でもその年は、いつもつるんでいる友人たちを連れて帰省した。 林間学校の手伝いをしながら、友人たちと過ごす実家での夏休み。 お山の神社で出会った、一人の女性。 そして起きる。 いつもと違う夏だった。 いつもと違う、感情が、芽生えた。 ーー僕はいつ、死んでもいいと思っていたのに。 『狐の声がきこえる』の舞台で紡がれる続編?いやスピンオフ?いや新作です。 今度は、男子高校生が主人公のアオハル(?)的現代ファンタジーです。 さて、『狐の声がきこえる』を読まれた方はどのような乾燥をお持ちになるでしょうか? 氷室冴子青春文学賞 応募作品 ※氷室冴子さんは、尊敬する大好きな作家です。 古代転生ファンタジー『銀の海 金の大地』で、中学時代の私の古代好きが始まったと言っても過言ではありません。第一部が終わり、第二部という続きを楽しみに待ち続けた中での訃報は、ものすごくショックで、真秀!左保彦!と絶叫(胸の内)した覚えがあります。 その文学賞に、どうしてもどうしても応募したくて、この内容とさせていただきました。

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エブリスタ
エブリスタ2018/03/15
  • 現在の作品僕の中には、化け狐が棲んでいる。