あらすじ
部落差別がいまだ根強く残る田舎の小さな村で、「遊んではいけない子」とされているトモヤと、僕たちは人目を避けるように裏山の秘密基地で遊んでいた。
ある日、僕とケイスケは、秘密基地の近くをうろつく見知らぬ若い男を目撃する。
不審に思いながらも、その正体はわからないまま時が過ぎた。
数日後、小学校の近くで野犬の死体が見つかる事件が起こる。
やがて村中に不穏な噂が広まり、死体の皮剥ぎを生業としてきたトモヤの家に、根拠のない疑いが向けられはじめる。
村の空気は徐々に重く、鋭く、冷たくなっていく──。