あらすじ
王都の聖女として召喚されたエリーナは、地味な【生活魔法】しか使えないため「役立たずの偽聖女」の烙印を押され、婚約者である王太子に婚約破棄され、義妹の陰謀で北の極寒の辺境へと追放される。
しかし、追放されたエリーナは意気消沈するどころか、密かに胸を躍らせていた。なぜなら、彼女の【生活魔法】は、一瞬で廃墟をリフォームし、どんな粗悪な食材でも神がかった《黄金の生活魔法》へと変えるチートスキルだったからだ!
辺境の街で念願の定食屋『ほっこり亭』をオープンし、スローライフを満喫し始めたエリーナ。そんなある日、「氷雪公爵」と恐れられる冷徹な領主、クラウス・ヴィンターハルトが店にやってくる。
彼は、魔族の瘴気による呪いで「味覚を完全に失っている」はずだったが、エリーナの料理を口にした途端、凍りついていた瞳に見開く。「…っ、味がする。この煮込み料理だけが、俺の呪いを解く唯一の希望だ」。
こうして、エリーナの定食屋は、冷酷公爵とその騎士団の「胃袋」を掴んでしまい、彼は毎日通い詰める常連客に!クラウスは高額な代金を置いていくだけでなく、王都からの嫌がらせからエリーナを守り、公爵家への「専属料理人」入りを熱烈に迫ってくる。
最強の氷雪公爵に囲い込まれながら、辺境を救い、王都を見返す捨てられ聖女の大逆転クッキングファンタジー!