あらすじ
チーム藤崎の日々は全員お互いを高め合いながら楽しく流れていった。
しかし、豪の友人で奏という子がみきを見初めたことによる入り組んだ出来事をきっかけに、豪と奏は親密な仲となってコミュニティーを卒業することになり、また、以前より仲良しであったルカと佑にあっては、ルカがパリコレへの誘いを受けたことを契機に藤崎への想いに別れを告げる決心をし、二人はお互いの愛を確認しそろってフランスにいくことにする。コミュニティーは自然と解消の方向に向かう。みきと舞衣は一抹の寂しさを覚えながらも新たな門出を祝い、さらに藤崎との愛を貫こうと決意するのであった。
だが半年ほどたった頃。これまで藤崎の素性はみきでさえもよく知らなかったところだったが、その一端を、みきと舞衣の二人が薄々知るところとなってきたときであった。
藤崎がこれまでコミュニティー5人の面々から感じてきた考え方―それはまだ若い部分はあるものの物事の本質を突くイデオロギーであった―そして特にみきからの鋭い指摘のあれこれに、藤崎という謎の男が次第に影響を受け心動かされていた。藤崎という男の内部に変化が起きていくが、それが彼を死に至らせる結果を招いてしまう。
気も狂わんばかりの悲しみに打ちひしがれ、ただ静かに絶望の淵に沈むみきであったが、しばらくして藤崎の死の原因が自分にあるのではとの疑念を抱き、その背景を探ろうと、藤崎の側近であった竜崎の助けを得て行動を起こし始めたとき、みきに権力の魔の手が襲いかかる。命からがらにその追撃から逃れたみきの復讐が始動した。(第3巻完結編)