あらすじ
〝神の手〟を持つと称されながら、心を閉ざした孤高の外科医・高塔紗和子(42)。
彼女を変えたのは、紛争地帯で出会った一人の男、一ノ瀬 蓮(30代半ば)だった。
帰国から二年。絶望的な難病を患う女性を前に、紗和子は地位も名誉も捨て、世界中を放浪する蓮を探す旅に出る。
フィレンツェ、プラハ、ウユニ塩湖、そしてインド。
地球を半周して巡り会った二人は、奇跡の術式で患者の命を救う。
しかし、運命は残酷だった。
愛を告げた紗和子に突きつけられたのは、蓮自身が冒された〝余命宣告〟。
愛する人の命を、この手で救えるのか?
国境を越え、命を繋ぐ医師たちが紡ぐ、涙と奇跡の純愛医療ミステリー。