あらすじ
主人公の智之と美鶴子は小学校1年の同級生であった。大学2年の時二人は偶然自宅へ帰る市電の中で遭遇した。二人は途中下車し、一緒に小学校を訪ねた。それを機会に二人の交際が進みお互いに愛し合うようになった。美鶴子の母美佐子は経済格差のある智之との結婚を望んでいなかった。また美佐子は智之にある疑いを持った。単身赴任中の美鶴子の父は最後の1年間をアメリカで過ごすために二人を呼び寄せた。その間、美佐子は夫の妹の敬子に智之の家族調査を依頼した。調査の結果、美鶴子の両親は、智之に美鶴子の幸せのため、別れるように依頼した。智之はそれでも、結婚を望んだが、美佐子の強い反対で断念した。事情を知らない美鶴子は智之からの連絡が途絶えたことで悲しみのために、死んでしまいそうなくらい痩せ細った。健康を心配した両親は、美鶴子にも真実を伝え智之との結婚をあきらめさせた。何年かのち、美鶴子は親の薦める結婚を承諾し、円満な結婚生活を送っていた。しかし、美鶴子の夫に対する愛が本当の愛ではないと感ずいた夫は、ある時、酔った勢いで美鶴子の顔面を殴り、そのため美鶴子は目が見にくくなった。それがきっかけで二人は離婚した。離婚して数年後智之と美鶴子は思い出の諏訪山公園で偶然再会した。二人は両親の理解も得て結婚をした。新婚旅行で二人はタイのアユタヤに向かった。アユタヤの池の周りを散策したとき、二人は以前ここを歩いた記憶がよみがえった。ホテルに戻るとロビーで開業していた占い師に呼び止められ、前世で知り合いだったことを告げられた。その上、前世の二人の映像を見せられた。美鶴子は王様の末の姫ワンビサで、智之はワンビサ専属護衛官アコムであった。ワンビサはアコムに恋心を寄せるようになった。あるとき、船遊びをしていたワンビサが船から落ちておぼれた。アコムは王族の女性の体に触れると死罪になることを承知でワンビサ姫を救った。ワンビサは王妃を通じ助命を願ったーーーーーー。