あらすじ
貧しい村の娘・麗華(リーファ)は、没落した実家を救うため、名家・沈(シェン)家の「冥婚」の花嫁として売られた。
相手は、若くして病死したとされる長男・星雲(セイウン)。
真っ赤な花嫁衣装を着せられ、生きたまま棺桶に入れられて沈家の屋敷に運ばれた麗華。そこは、使用人たちが皆、無表情で青白い顔をし、足音もなく歩き回る異様な屋敷だった。
その夜、死体のはずの夫・星雲が寝室に現れる。
彼は氷のように冷たい手で麗華の口を塞ぎ、顔にお札(ふだ)を貼り付けて、低い声で命じるのだ。
「決して声を出すな。息もするな。……生きた人間だとバレたら、骨までしゃぶられるぞ」
夫は生きているのか、それとも動く死体(キョンシー)なのか?
そして、この屋敷に隠された「人間は私ひとりだけ」という戦慄の真実とは――?