あらすじ
あらすじ
今日もコンビニで汗水を垂らして社会奉仕に勤しむ俺ーー篠崎志乃は人間ができている。愛想のいい笑顔を崩さず、分け隔てなく誰にでも親切に手を差し伸べる様は、どこから見ても好青年の鏡。もちろん、業務も手を抜くことはない。常に手際良く、効率的。つまり完璧だ。我ながら非の打ち所がない。
対して、同僚の女子高生、結城結梨は一言で言うと最悪だ。美少女なのは認める。しかし、あまりにもーー鈍臭すぎる。
商品を並べることもまともにできない。
値引シールを貼るのに俺の倍の時間をかけている。
ゴミ袋を引っ掛けて破き、ゴミをぶちまける。
バカでドジで間抜け……俺にどれだけ被害が及んでいるかわかってるのか?
しかし、恐るべきことに。
どうやら俺はこの美少女にーー好かれてしまったらしい。
「シノくんシノくん、今日も助けてくれてありがと〜」
「えへへ、シノくんがいないと私このバイト続けられてないかも……」
そう言って、結城は困ったように眉を下げてほわっと頬を紅潮させる。
その様はどうしようもなく、男という生き物の庇護欲を煽るのだった。
……くそ、こんなはずじゃなかったのに。
※この作品は軽度の暴言表現が含まれます。ご了承の上でお読みください。
登場人物
篠崎志之(しのさきしの)
俺。性格が悪すぎる自分を自覚している。性格良い人格をそれなりに演じつつ、コミュニティを築いている。ちなみにイケメンだ。
結城結梨(ゆうきゆうり)
女子高生。巨乳。鈍臭い。天然。金髪美少女。そして、優しすぎるバカ。