あらすじ

写真家志望だが、現実の醜さにレンズを向けられなくなった女子高生・真昼(マヒル)。 彼女には秘密があった。金曜と土曜の深夜2時、世界がコバルトブルーに染まり、静止する現象「サイレント・ブルー」だ。 止まった雨、誰もいないスクランブル交差点。そこは彼女だけの美しいスタジオだった——はずだった。 ある夜、真昼はその世界で動くもう一人の少女・ヨルと出会う。 誰よりも派手で、誰よりも傷だらけの彼女は、真昼のカメラの「ある力」に気づき、蠱惑的に微笑んで言った。 「ねえ、あたしのこと撮ってよ。……ここから“消して”ほしいの」 真昼のカメラで撮影された対象は、現実世界から**因果ごと削除(デリート)**される。 それは、痛みを取り除く魔法の加工アプリか、それとも存在を削り取る呪いか。 これは、深夜2時のたった1分間だけ世界のバグと遊ぶ、共犯者たちの記録。

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小説を読もう2025/11/23
  • 現在の作品週末、午前2時のブルー・グリッチ