あらすじ

「――異世界労務局は、魔王にも『今日ここまで』と言わせられるのか?」 王立労務局の監察官レオン・グラハムは、 十日間ぶっ通しで続く総力戦の「勤務表」を黒板に描き直し、 前線から勇者までを残業地獄から救い出した「板の人」だ。 次に彼らに投げ込まれたのは、 世界最強にして世界一ブラックな労働者――魔王陛下。 継ぎ目を支える朝夕の大儀式、 山のような決裁書類、 夜は「随時呼び出し可」、 まともな食事は「時間があれば」。 「倒すんじゃなくて、働き方を変えに行くんですか?」 「勇者庁も、闇の兵站局も、まとめて板の前に並んでもらう」 光と闇、勇者と魔王、王と長屋の住人まで巻き込みながら、 レオンたちは『魔王勤務表』という前代未聞の板を立ち上げる。 これは―― 誰かひとりの「覚悟」に世界を乗せるのをやめて、 「今日ここまで」と言える一日を、 魔王にも、王にも、名もなき誰かにも取り戻していく物語。 世界は今日も、ほんの少しだけマシになる。 板の前で、小さくチョークが走るかぎり。

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小説を読もう2025/11/23
  • 現在の作品異世界労務局は魔王にも「今日ここまで」を言わせたい