あらすじ
高校二年生の私は、一年半片思いしているクラスメイトの佐藤くんに、ついにLINEで告白を決行した。
送信したメッセージは『よかったら付き合ってください。へんしん、待ってます』。
既読は瞬時についた。しかし、そこからが地獄だった。
待てど暮らせど、彼からのリアクションがないのだ。
フラれる言葉を考えているのか、それとも迷惑だったのか……。
不安に押しつぶされそうになっていた三時間後、沈黙を破って彼から通知が届く。
『今からそっち行く』
え、今から? ていうか返事は?
混乱と期待を胸に、私は窓から外を覗き込んだ。街灯の下、そこに立っていたのは佐藤くん――のはずだった。
「……え、嘘でしょ?」
私の視界に飛び込んできたのは、いつもの彼とは似ても似つかない、あまりにも予想外な姿。
私のメッセージを読み、彼なりに真剣に悩み、そして三時間かけて準備した結果、彼はとんでもないことになっていたのだ。
たった一言のひらがなが招いた、まさかのすれ違い。
彼が夜の住宅街で見せた、衝撃の姿とは――?